疲労には精神的なもの、肉体的なもの、あるいは急性な疲労、慢性な疲労と様々な要因があります。それらが複合的にからみ合い、影響しあって個人個人の「疲労」が形成されています。
肉体的疲労のほとんどは筋肉疲労です。筋肉疲労の原因として言われているのが「乳酸」という疲労物質です。疲労物質とは運動をしたときに、筋肉中に作り出される物質のこと。アンモニア、焦性ブドウ糖などさまざまな種類があるが、とくに多いのが「乳酸」です。この「乳酸」が多く筋肉内に溜まり過ぎると、疲労や痛みを感じるようになってきます。筋肉疲労は運動によってのみ起こるとは限りません。同じ姿勢を続けることでも筋肉は静的に働いており、じっとしていても「乳酸」は溜まります。「乳酸」は血液に運ばれて取り除かれるため、こうした疲労感は時間が経てば回復するのですが、軽い運動やストレッチで強制的に血液循環を良くすることで早く『「乳酸」を代謝=疲労回復』することができるのです。